数ある茨城県のご当地グルメの中で、茨城南部の【ぼためし】がテレビで紹介されるようになりましたが、
【ぼためし】とはいったいどのような食べ物なのでしょうか。
他にもおすすめのご当地グルメが豊富な茨城県。人気のご当地グルメ5選(2022年)や、ぼためしの作り方と販売店舗をご紹介します。
【ぼためし】をはじめ、茨城ご当地グルメに興味をもっていただけると幸いです。
茨城ご当地グルメ【ぼためし】とは
ぼためしはごはんの上に餡子をのせたもので、茨城県南部で食べられているご当地グルメです。
「ぼたもち」や「おはぎ」は一般的によく知られている食べ物で、食べたことのある人も多いとおもいます。
ぼためしは「ぼたもち」や「おはぎ」のように、半分ついたもち米を餡子で包んだものではなく、白米や白米にもち米を混ぜたごはんに添えられていたり、上にのせたりして食べるもので、餡子はこしあんを乗せるのが主流のようです。
一昨日の夜から茨城県民がトレンド入りしているが、これを知っているのは茨城県民だけ。#茨城県民 pic.twitter.com/gUv4GZolvR
— fumi (@fumi4947) August 17, 2022
また、ごはんにこしあんをのせたものを「ぼたもち(=ぼためし)」と呼んでいる地域もあるようです。
縁者の法事
四十九日と納骨の儀無事終了
茨城県南地域だけなんでしょうか?
ぼたもち!言います
もち米の上に餡子
法事のお返し、引き出物に
付いてきます。
美味しい。 pic.twitter.com/bxxwH8MWOv— 石走る (@MCsashiba1) July 10, 2022
「ぼたもち」や「おはぎ」と同じく、お彼岸に各家庭で作ることや、スーパーなどで販売されているものを購入して食べることもあるそうです。
【口コミ】
ぼためし!衝撃うけたけどおいしい!😁 pic.twitter.com/mljVYRY9yX
— ひさご亭のホールとかの人 守谷市 (@moriya_hisago) May 2, 2020
普通に地元スーパーに売ってる、
ぼためし。あずき餡とごはん(又は餅米入り飯)の組み合わせ。
流石、元々実家も茨城県の母は買って来てご飯として食べているが、私と妹はご飯扱い出来ずに甘味扱いしてます。#茨城県 #茨城県民 https://t.co/x3VCsp9EHi
— THORES柴本(Shibamoto) ◆デビュー25周年記念展5/15より ◆ (@thoresiva) August 19, 2022
祖母の葬儀で出されたぼたもちがこのタイプでびっくりした思い出があります。
何故葬儀でぼたもち?あんこ丼じゃん!と。
ちなみに茨城県です https://t.co/faG7NrDOpz— むぎとろ☺︎3y🎀+0y🦖 (@honesty_honey00) April 5, 2021
茨城県南部、ごはんに大量のあんこをのせて「ぼたもち」と称して食べる。
うちの親父やん。
てかこれ県南文化だったのか。はまちゅ家では父しかやらなかったので、それを見て育った私はあんこ嫌いになりました。つぶあんもこしあんも未だに食べられません。
— はまちゅ (@hamachu_grs184) August 12, 2021
茨城ご当地グルメ 人気食5選!(2022)とは
「水戸の納豆」や「常陸牛」はもちろんのこと、「あんこう料理」や「しらす丼」、「おそば」や「ラーメン」などの麺類は地域ごとのご当地グルメがあるほどです。また、県北・県央・県南、沿岸部と内陸部でも異なり、茨城県のご当地グルメはとても豊富にあります。
つけけんちんそば
県北地域の大子町や常陸太田市が発祥の「つけけんちんそば」。暖かいけんちん汁にざるそばをつけて食べます。冬場はお米の代わりに主食として食べられ、ネギ、大根・ごぼう・こんにゃく・里芋などが入り、甘じょっぱい味付けです。冬の寒さに染み渡り、とても身体が温まります。
スタミナラーメン
1970年代後半にひたちなか市を中心に誕生したスタミナラーメンは、冷水で締めた太麺に、野菜がたっぷり入った甘辛しょうゆのあんかけをのせたラーメンです。「カラシ」と呼ばれる具材はレバーやカボチャのほか、キャベツやニンジンなどの緑黄色野菜が沢山入っていて、先に野菜を素揚げしてからあんかけに入れる店もあります。
|あんこう料理 あんこう鍋・あんこう汁(どぶ汁)・あん肝
日本近海で獲れる深海漁のあんこうは、大洗や水戸をはじめとした茨城県全域で食べられており、茨城県の冬を代表する名物です。あんこう鍋のほかにも、唐揚げやフライにてんぷら、あん肝など様ざまな食べ方をすることができます。一風変わっているあんこう汁「どぶ汁」は、あんこうの肝を溶いた汁で具材を煮込んだ、濃厚なあんこう汁です。あんこうは骨以外に捨てるところがないと言われている魚です。
龍ヶ崎コロッケ
県南に位置する龍ヶ崎市は、2003年頃から「コロッケの町」として町おこしを進めており、町おこしイベント出店などのPR活動を行い、全国的な知名度があがってきています。龍ヶ崎コロッケとしての定義はありませんが、加盟店ごとの工夫により、コーン、エビ、レンコン(レンコンも特産品です)、つくば鶏などの具材を使用し、カレーコロッケやリンゴコロッケなどのオリジナルコロッケが楽しめます。
現在は19店舗が加盟しています。
干しいも
茨城県はさつまいもの収穫高が全国2位で、ひたちなか市を中心に生産されている「干しいも」は、全国シェアの9割を占めています。干しいもは蒸して乾燥させたさつまいもです。火山灰特有の水はけのよい土地と、太平洋から吹くミネラルを含んだ潮風、晴天が多い冬の気候は干しいも作りに適した土地と言えます。
また、県外に出回らない、小ぶりのサツマイモを丸ごと使用した「丸干し」は、とてもレアな干しいもで、芋の甘さと柔らかさは一般的な「切干し」以上の味わいと言われています。
今回、紹介しきれなかった昔ながらの「納豆・そぼろ納豆」や「鯉料理」、「那珂湊焼きそば(なかみなとやきそば)」なども有名で人気のあるご当地グルメです。
茨城ご当地グルメ【ぼためし】の作り方と販売店舗
お取り寄せや茨城県外で購入できる場所はまだないようですが、【ぼためし】の作り方と茨城県内での販売店舗を調べてみました。
|ぼためしの作り方
各家庭によりそれぞれのレシピがあるそうなのですが、もち米が多く入っているほうが、比較的食べやすいそうです。
◆ごはんの配合例
白米 0.5合
もち米 2.5合
水 3合
白米ともち米を洗い、30分ほど水を含ませてから炊飯器にかけます。
◆こしあん
乾燥あずき 200g
茹で水 (適量)
砂糖 200g
水 50ml
塩 (一つまみ)
準備 乾燥あずきは水で洗い、水を切っておきます。
①下ゆで。鍋にあずきと水をたっぷり入れて中火にかけて沸騰させます。中火で約5分煮詰め、ザルにあげて流水で洗い、水を切ります。
②鍋に戻し、あずきがかぶるくらいの水を入れたら強火にかけ沸騰させます。沸騰したら中火にして蓋をします。差し水をしながら約40分、柔らかくなるまで煮続けます。
③ボウルに重ねてザルを置き、ザルの底が浸るくらいの水を入れます。ザルにあずきを移し、ゴムベラなどで濾して皮を取り除きます。
④水をたっぷり加えゴムベラでかき混ぜ、沈殿するまで5分ほどおき、上澄みを捨てます。これを上澄みが透き通るまで2回程度繰り返します。
⑤ボウルにザルを重ね、その上にさらしを広げます。濾したあずきを流し入れ、さらしで包んでしっかりと水気を絞ります。
⑥鍋に砂糖(200g)と水(50ml)を入れて中火にかけます。沸騰したら濾したあずきを入れてかき混ぜながら加熱します。
⑦中火で加熱し水分を飛ばし、ツノが立つくらい練り上げたら完成です。
(出典:クラシル「こしあんの作り方」)
|販売店舗
◆大久保利通商店
所在地 茨城県つくばみらい市市野深605-3
TEL 0297-58-0202
公式Webサイト http://www.moti-net.co.jp/
◆羊羹屋本舗
所在地 茨城県取手市山王282
TEL 0297-85-8320
公式Facebook https://www.facebook.com/youkanyahonpo
◆道の駅 しもつま
所在地 茨城県下妻市数須140番地
TEL 0296-30-5294
まとめ
茨城県南部で食べられているご当地グルメの【ぼためし】は、ごはんの上にこしあんをのせた食べ物です。
「ぼたもち」や「おはぎ」と同じく、お彼岸に各家庭で作ったり、購入したりする食べ物ですが、「ぼたもち」や「おはぎ」と異なるのは、餡子に包まれておらず、白米や白米ともち米を一緒に炊いたごはんに、こしあんをのせて食べるということです。
【ぼためし】のほかにも、茨城県には人気のご当地グルメが豊富にあります。
|つけけんちんそば
県北地域の大子町や常陸太田市が発祥で、暖かいけんちん汁にざるそばをつけて食べます。冬の寒さに身体が温まります。
|スタミナラーメン
ひたちなか市を中心に、冷水で締めた太麺に野菜がたっぷり入った、甘辛しょうゆのあんかけをのせたラーメンが親しまれています。
|あんこう料理
大洗や水戸をはじめとし、あんこう料理は茨城県全域で食べられています。あんこう鍋やあんこう汁(どぶ汁)、あん肝のほかにも、唐揚げやフライ、てんぷらでも食べられています。
|龍ヶ崎コロッケ
県南に位置する龍ヶ崎市では、2003年頃から「コロッケの町」として町おこしを進めていて、町おこしイベントへの出店により、全国的な知名度がアップしています。加盟店ごとの工夫により、様ざまなオリジナルコロッケを楽しむことができます。
|干しいも
さつまいもの収穫高全国2位の茨城県で生産される「干しいも」は、全国シェアの9割を占めています。干しいも作りに適した気候で作られる干しいもは、しっとり甘く全国的に人気を集めています。
他にも「納豆・そぼろ納豆」や「鯉料理」、「那珂湊焼きそば(なかみなとやきそば)」なども、有名で人気のあるご当地グルメです。
<ぼためしのごはんレシピ>
各家庭によりそれぞれのレシピがありますが、もち米が多く入っているほうが、比較的食べやすいそうです。
◆ごはんの配合例
白米 0.5合
もち米 2.5合
水 3合
白米ともち米を洗い、30分ほど水を含ませてから炊飯器にかけます。
お好みの配合で炊いたごはんに、こしあんを乗せて食べます。
手作りの餡子ではなく、販売されている餡子を乗せて食べてもOKです!
|販売店舗
◆大久保利通商店
所在地 茨城県つくばみらい市市野深605-3
TEL 0297-58-0202
公式Webサイト http://www.moti-net.co.jp/
◆羊羹屋本舗
所在地 茨城県取手市山王282
TEL 0297-85-8320
公式Facebook https://www.facebook.com/youkanyahonpo
◆道の駅 しもつま
所在地 茨城県下妻市数須140番地
TEL 0296-30-5294
多彩な茨城ご当地グルメをぜひ、楽しんでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
コメント